concept

ライフスタイルの変化により、伝統的な儀式が形骸化し、かつては冠婚葬祭に欠かせないものであった水引の需要が激減しています。
人口減少が進む日本で、伝統工芸を守り、次の世代に引き継ぐにはどうしたらよいのでしょうか。 それは現代に生きる私たちが、その技術を極め、新たな発想とセンスで魅力的に再構築していくことが必要だと考えます。
そして、この美しい日本の伝統文化を世界中の人々に伝えていくべきだと考えています。
私は、水引を過去の風習としてではなく、世界に誇れる日本独自の文化として海外に紹介する方法を模索してきました。
水引の凛とした佇まいの美しさを海外の人々に伝えたいと思い、アートとして昇華し、国内外で発信してきました。
今後も、様々な文化との交流やコラボレーションを通じて、水引を次の世代に繋ぐ新たな取り組みを模索してまいります。